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鼻うがい

堀田修先生が鼻うがいプロジェクトを立ち上げました

· 健康,報道,コロナ
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新型コロナウイルス感染症は、普通の「のど風邪」と同じように、初期症状としてのどの痛みや発熱、頭痛が現れることが多く、人の体内に新型コロナウイルスが入ってから発症するまでの時間(潜伏期)は、4~5日といわれています。ウイルスの量は発症前後が一番多いという報告があり、その期間にウイルスを除去すれば感染を予防できると考えられます。

新型コロナウイルスが多く付着しているのは上咽頭です。このことは、新型コロナウイルスへの感染を調べる「PCR検査」が、鼻から綿棒を入れて、鼻の奥の上咽頭の粘膜をこすって検体を採取することからも分かります。

けれど、以前から風邪やインフルエンザ予防として行われてきた「ガラガラ口うがい」で洗い流せるは、口の中と口の奥の中咽頭だけです。

新型コロナウイルスが多く付着している上咽頭を洗うことはできないのです。それでは、運悪く他人のくしゃみや咳の飛沫を吸い込んだり、換気の悪い場所で長時間過ごしたりして、新型コロナウイルスが上咽頭に付着した可能性があるときは、どうしたらいいでしょうか。

そんなときにも、まだ打つ手はあります。それが「鼻うがい」です。鼻うがいなら、新型コロナウイルスが多く付着している上咽頭を洗い流すことができます。

鼻うがいはさまざまな病気の予防や改善に役立ちます。特に、風邪の治療に関しては、いくつもの医学的に信頼度の高い研究報告があります。

2019年にイギリスで行われた研究では、「のど風邪」や「鼻風邪」にかかった人を対象として、発症後48時間以内に鼻うがいを開始。最初の2日間は1日6回行い、その後も回数を減らしながら鼻うがいを続けました。

その結果、鼻うがいをした人は、しなかった人よりも体内からウイルスがいなくなる時期が早まり、風邪の期間は22%短縮され、薬の使用は36%減少し、家族への感染も35%減少したのです。

また、アレルギー性鼻炎や花粉症の疾患では、モーニングアタックといって、朝起き抜けにくしゃみや鼻水などの鼻炎症状がよく現れます。鼻の入り口付近に付着したハウスダストやスギ花粉などが、夜通し鼻粘膜を刺激することが原因です。

就寝前に、鼻うがいで鼻粘膜を洗浄することによって、鼻粘膜に付着したハウスダストや花粉などの抗原(アレルゲン)を除去できて、炎症を抑えられます。

以上のように、鼻うがいは、新型コロナウイルス感染症の予防だけでなく、風邪や花粉症やアレルギー性鼻炎にも効果があります。

是非、毎日の習慣にしていただきたいと思います。

 

鼻うがいポスターのダウンロード

 

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